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バンダをお洒落に上手に育てる(後編) 〜根を大切に~

前編ではバンダの品種や販売されている状況についてご説明させていただきました。
後編では今流行りのバンダをどうやったらうまく育てられるか、一般のご家庭でも栽培できるアレンジ方法をお伝えいたします。

↓前編を読んでいない方はこちらから↓

この記事の目次

栽培の基本

バンダは水が大好きで頻繁に水やりをおこなう事が栽培の基本です。出来れば1日2回以上シャワーでたっぷり濡らす、または、バケツに水か液肥を溜めて30分以上株元まで浸ける水やりを心がけていただきたいです。しかし、毎日水やりしても中々良く育たない場合もあります。

それは根が少ないという理由もありますが、基本的に日本の気候の空中湿度がバンダに合っていないからです。要するにバンダにとって日本の環境は夏以外がカラカラの環境だという事になります。

まずは日本の環境に慣れた根を沢山増やすことが非常に大切になります。そのため、「」を重視した管理を心がけましょう。

画像のような状態で販売されていることがほとんどのバンダ。

この状態のまま日本で栽培する際は空中湿度を高めるまたは水を与える頻度を高める必要があります。

一般の家庭で栽培する際に是非おこなってほしいことは、「根を発達させる工夫」を重視していただきたいです。 根が発達することで沢山広がる葉を維持するための水分を吸収することが出来、株もより一層大きく育つ要因になります。

そのために、まずは樹木を加工した素材に根を張らせることをオススメします。

根を張らせるオススメ素材  その1  [チークバスケット]

バンダの根を張らせるために、最も良い形状で使いやすいのがチークバスケットになります。

チーク材を使用したバスケットで、エアープランツやビカクシダなどの植え込み鉢として使用される方も多いと思いますが、着生ランにも良い素材です。チークバスケットを上から吊るためのワイヤー付きで販売されることが多いです。

 

写真の様な八角形と四角形の2種類が販売されていることが多いです。

バンダの大きさに合わせて、チークバスケットの大きさも合わせましょう。

チークバスケットの中心部の空間に根を巻いて詰め込みます。この際、根は水に浸けた後の柔らかい状態で巻くと、バスケット内に入れやすくなります。

 

夏の梅雨の時期にバスケットに入れて管理し始めると、梅雨から夏にかけて新根が伸び始め、画像の様にあっという間に根が木材に絡みつきだします。

木材に根が絡むことでのメリットは大きく2つあります。1つ目は、根が折れにくくなることです。株から発生した太い根は水分や栄養分を吸収するための大動脈です。その根が木材に絡むことで折れたり傷ついたりするリスクが軽減できます。

2つ目は、湿気が保ちやすくなることです。木材が水分を吸収することで根が水分を保持しやすくなります。これによって、根がより発達し、チークバスケットに絡みついて根の量を増やすことが出来ます。

 

根を張らせるオススメ素材 その2 [ガーデンバスケット]

チークバスケット以外にもバンダをお洒落にアレンジする材料としてガーデンバスケットがあります。

ガーデンバスケットはナチュラルな素材感で鉢カバーや寄せ植え鉢として使用されることが多く、柳を使用したカゴのような鉢になります。

 

このガーデンバスケットを使用することで、更にお洒落な見た目が表現でき、バンダの根に水分と空気がバランスよく保ち、効率よく成長させることが出来ます。

根が少ない株を植え付ける場合は、粗いガーデンバーク(ウッドチップ)などで根の周りを固定することで、安定して植え付けることが出来ます。(※画像は植え付け直後)

 

柳素材のガーデンバスケットにバンダを植え付ける際は、内部のビニールを剥がして使用します。これをしないと通気性が悪くなり、根の露出も出来なくなるためです。

 

こちらの写真は植え付け後10ヶ月経過した様子です。

株も以前よりも大きく育っています。見た目も非常にインテリア性が高まった姿になったかと思います。株の付け根から太い根が沢山出てきていることも良く分かります。それだけ根を活発に成長させようと勢いがある証拠です。

湿気を保つ工夫として、株元に(チランジア)ウスネオイデスを少し這わせることも良い方法です。

 

ガーデンバスケットも根が増えてくれば画像の様に根が露出し始めます。この根がバスケットに絡みだしながら成長し続け、近いうちには根がバスケットから垂れ下がって更にカッコイイ姿になってきます。

バンダの根は自生地では樹木に絡みつくために太く長く伸ばして成長します。そのため、ご家庭で育てる際も根を木に活着させて絡ませることが育てる上で非常に大切なポイントだと私は考えております。

 

お洒落に楽しみつつ上手く育てるには、このようなバスケットを使用してバンダ栽培をアレンジされるのはいかがでしょうか。

RECCOMEND

1991年生まれ 9歳の頃にランと出会い、栽培歴は既に20年。 多数の品評会・展示会に入賞歴、審査員経験あり。ラン栽培家として、雑誌やTVなどのメディアで活躍。 ときめくラン図鑑の著者として、ランを身近に普及する活動に取り組む。

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