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洋ラン室内管理

初心者におススメ!ほぼ百均で作るジェネリック室内温室

新年明けましておめでとうございます。昨年はコラムを読んで頂いてありがとうございました。「読みました」とお声を掛けてくださる方もいらっしゃり、とても嬉しかったです!本年も毒にも薬にもならない、読み終わったら即忘れるコラムを目指して頑張ります!どうぞ宜しくお願い致します!

この記事の目次

毎年の課題「冬季どうするか問題」

さて洋ランを育てていて避けては通れない道は【冬季どうするか問題】ですよねー。品種によっては雪や霜に当たらなければ大丈夫と言うのもありますが大抵の洋ランは最低気温10度は欲しいところです。気密性の高いお家だったり、エアコンなどで常に10度以上に温度を保っているお家は本当に羨ましい限りです。我が家と言えば誰もいない場所は5度くらいになります!(蘭を育てて初めて知りました)これはさすがに厳しい!そんな我が家ではどんな工夫をしているのかを今回お届け出来ればと思います。それではどうぞ!

これまでの室内管理

一番最初は数株でしたので、日中窓際→夜間室内でした。しかしながら二年目の冬にはある程度株が増えたのでネットで教えて頂いた【スキマワゴン】を導入しました。

スキマワゴンに蘭を乗せてコロコロ〜。日中は南の窓際に、夜間は室内に。市販の室内簡易温室用の透明カバーがシンデレラサイズなのでカポッとかぶせたり、プチプチや銀シートを巻いて保温してみたりしてました。このスキマワゴン2つで管理出来ている量であればこれで充分でした。

でも、増えますよね…さて、どうしようか…

そりゃもちろん、既成のワーディアンケースを買うのが一番いい。でもあのデカさ重さが阪神淡路大震災経験者としてはちょっと怖い。幸いなことにクールタイプや高温性タイプにはまだ手を出していないので、そこまでの設備はいらないんじゃないか?あと何か色々してみたい!そんな気持ちから2021年夏頃にジェネリック室内温室(ワーディアンケース)作りを始めました。

「ジェネリック室内温室」計画始動!

まずは土台としてスチールラックを買いました。(アイリスオーヤマのメタルラック91×46×178です。キャスター付タイプで購入時価格で7,000円程でした)

不器用なのでDIYが超苦手ですがなんとかできました。誰も使っていない部屋に設置しました。

まずは一番の問題である、ライト問題。植物育成ライトから熱帯業用ライト、蛍光灯がいいよ、LEDでいけるよ。何がいいのか何を選ぶのか、これは個人の問題ですね。自分の一番気にした点は「水がかかっても漏電しない」でした。過去にご近所さんで漏電によるボヤがあったのでまず第一は水遣りしても漏電しない!(あと映画「最後のマイウェイ」で主人公がコンセントで感電死したのもトラウマ)。ネットの海で探したり、アクアテイラーズさんを見に行ってみたり…

そこの問題がなかなかクリアにならず諦めかけていたところ、ネットで「投光器」を教えて貰い、即採用ー!!

60WでIP66防水、2つセットで5,600円のモノを購入。

赤や青の光の波長や光量がどうなんだろうとは思いましたが、高速PDCAと言う名の「あかんかったらあかんかった時に考えよう」精神でまずはやってみることにしました。

ライトの真下15センチくらいで2万LUX、少し離れて5千LUX、端っこだと500LUXということで、光が好きそうな蘭を置く棚には2台、それ以外は1台で設置してみました。

更にネットでライトの光を無駄にしないために銀のシート?を巻くといいよと教えて貰い、百均へ。

災害コーナーで防寒用のシートが売っていたので2枚購入(110円×2=220円)

めっちゃスペイシー!もうこれだけでこの先めっちゃ花咲くんちゃう?って気持ちです。

よしよしここまで来ました、次はどう植物を置くのか?

いわゆる「植物用ケース」に入れて水遣りはお風呂場に持って行ってする、までは決めていましたが完全に水を切れる訳ではないし何かトレイのような受け皿が欲しい…と思って百均を見ていると「バーべーキュー用アルミプレート」(BBQで焼きそば等を作るやつ)を発見。ビビビと聖子並みに来まして持ち帰ると…

ジャストフィット!

(右は1つ220円だったかな)

あとは水が飛び散るたびにきっちり拭くのは無理!と言うことで床にテーブルクロスを敷いて完成です!

出来ました!全貌でなくて申し訳ありませんが、こんな感じで整いました!

温度管理の強い味方「Switch Bot」

ジェネリック室内温室が完成したのであとは温度管理です。投光器のお陰で窓際の光は必要なく、部屋の中にラックを置けているので設置済のエアコンが使えます。

室温が15度以下になれば暖房が動いて欲しいのですが残念ながら設置してあるエアコンはそんな事が出来る最新のエアコンではありません。

そのためにエアコンを買い替えるのもなぁ…と思っていましたが、これまたネットで「Switch Bot」なる商品を教えて貰いました。

これは赤外線リモコンで動く家電であれば、我が家のような古いエアコンでもスマホのアプリから動かす事が出来て、更に同メーカーの温湿度計を一緒に買えば温度管理を自動で行えるようになるのです!(Switch Bot ハブミニ / 3,980円、Switch Bot 温湿度計 / 1,780円)

我が家では「15度を下回ったら暖房が動き、20度を越えたら暖房が切れる」ように設定しました。

※これを動かすためにはWi-fiが飛んでいる必要があります

 

あとは360度動くサーキュレーター(4000円)を置いて、本当の本当に完成でーす!

最後に

この室内管理を始めて約3か月、結果を言うには早いかもしれませんが、いまの所寒さや光不足で枯れている様子は伺えません。これからどうなるか分かりませんがしばらく様子を見て行きたいと思います。

ちなみに今回のジェネリック温室に掛かった金額は、合計で約20,000円でした。Switch Botセットとサーキュレーターを除いた純粋なジェネリック温室だけだと約13,000円で作ることができます。

今回は冬季室内管理を目的に作りましたが、最近は夏季もこのまま行けないか?と考えています。理由は夏季は庭に出しているのですが、平日は仕事があるので夜に水を撒いて蘭を見ることなく終わってしまい夜にゆっくり眺められません。もし夏季もある程度室内管理が出来れば、夜にお酒片手に蘭を眺めながらニヤニヤ出来るかなーなんて思っています。夢が広がりますね!!

2022年となりましたが、以前の生活に戻るにはもう少し時間がかかるようです。なんでもかんでも貪欲に新しいものを求め飛躍的な進歩を良しとしていた世界から、飛躍的で飛ばしてしまった足元をじっくりと眺める年月なのだと思って2022年は蘭も生活もゆっくり楽しめたらと思います。

それでは今回はこれでおしまいです。

また次回もどうぞご贔屓に!最後まで目を通して頂きましてありがとうございました。

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蘭栽培歴5年、関西の一軒家で温室を持たずに蘭を育てている愛蘭家です。バルボフィラム属を中心に中温性の蘭と暮らしています。