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胡蝶蘭

続・見た目にも美しい。着生蘭「コルク付け」のススメ – 胡蝶蘭でやってみました –

転載:TOKYO PENTHOUSE

またまた、また洋ランのお話です。先日更新した”見た目にも美しい。着生蘭「コルク付け」のススメ”という記事ですが、まだ始めたばかりの当ブログで一番PV数があり、SNSにも数件シェアされています。みなさん着生蘭やコルク付けに関心持たれているんだなぁと思っていました。

記事の内容は、こういう風に仕立てましたよ。っていう紹介に留まっていたんですが、今回は実際買ってきた胡蝶蘭とコルクを使って、仕立て方を解説したいと思います。

恒例の儀式です。あくまで解説する方法は私個人のやり方なので、参考にされる方は

自己責任でお願いします。

はい。よろしくお願い致します。私も決して栽培経験が豊富ではありませんし、いつも手探りでやっています。安心、安定して栽培できるのは水苔+素焼鉢が一番だと思いますので、自信の無い方や慣れない方はそちらでお願いします。

この記事の目次

用意するもの

まずは用意するものです。

  • ラン(今回は胡蝶蘭)
  • コルク
  • 水苔
  • 絹縫糸
  • 針金(※ハンギングにする場合)

洋ランは胡蝶蘭を用意しました。洋ランと言ったらという一番馴染みのあるランですが、ホームセンターで¥500で買いました。

胡蝶蘭

すいません。ちょっと話逸れます。この話題は今後ぜひ記事にできたらなと考えているんですが、私はホームセンター巡りが趣味、いや。ライフワークなんですが、(そんなにカッコイイことではない)自宅からバスや徒歩で気軽に行ける範囲に5、6店舗あります。その中でも園芸コーナーの店員さんの熱意というか、園芸に対して力の入れ具合がお店によってまぁーーー違います

あるお店に行ったらどの植物も生き生きとしていて、太陽を浴びて輝いているんですが、あるお店に行ったら園芸コーナーの環境自体が良くないし、棚の下の暗がりに隠されていたり、シンプルに枯れているのを売っていたりするんです。

今回買った胡蝶蘭も、おそらく3株くらい入っていて、¥5,000〜¥7,000くらいする立派な鉢だったんでしょう。しかし売れ残ると段々と安くなっていき、終いには株をバラされて一株¥500位になって、枯れる寸前の見るも無残な姿で売ってたりします。

そんな奴らと目が合うと(あくまでそんな気持ち)、「このままここにいては殺されてしまう!一緒に家に行こう!」と連れて返ってくるんです。私はわざとそんな管理の行き届いていないホームセンターに通い、弱って安くなった鉢を、中古レコードを掘るようにDigしてきます。勝手に自分を“Plants Digger”“Orchid Digger”と呼んでいます。笑

なので皆さんのようにグラキリスを3〜4万円出して買ったりしたことはありません。投げ売り、札落ち株ばかりを狙って買っています。もう根っからのディグ野郎なんでしょうね。リサイクルショップとか大好きです。

話が逸れましたが、そうやって調達した胡蝶蘭です。なので「胡蝶蘭」としか書いていなかったので、どんな花が咲くかもわかりません。ちなみにこの時2株買って、片一方がミディ胡蝶蘭で、葉も少し小さいものでしたね。それもコルクに仕立ててプレゼントにしました。

コルク

そしてコルクです。これはいつも東急ハンズで買っています。店舗によって無いところもありますが、渋谷と新宿にはありました。(もし安くて沢山売っている所あれば情報下さい!) 結構大きい60cm位のものを半分にしました。

水苔

水苔もなんでもいいと思います。ニュージーランド産がメジャーなのでニュージー産のものを使っています。

絹糸

そして絹の縫糸です。絹じゃなくても全然良いですが、綿糸などの天然繊維が良いかなぁと思いました。綿糸より丈夫そうだし、光沢があって高級感が出てくるので私は絹糸を使っています。色は水苔の色に近いものを選んでいます。

針金はハンギング(吊るす)にしたければ用意して下さい。

古い根の整理

胡蝶蘭 胡蝶蘭 胡蝶蘭

まずはガボッとポットから出して水苔をほぐします。結構ギュウギュウパッツパツに詰まっているんで、バリバリと取っていきます。それからカラカラに干からびた根や、逆に水でブヨブヨになった根などをバシバシ切っていきます。(擬音だらけ)

胡蝶蘭

これぐらいを残して切っちゃいます。すでにある根を全て切ってしまって、根本をクッキングペーパーを湿らせたもので包んで、新しい根が生えるまで植え付けないという方もいらっしゃるみたいです。私はコルクに括り付けるので、プレースメントの為にもこのくらいの根を残します。

胡蝶蘭

このようなイメージです。私は株を下向きで付けました。胡蝶欄の場合長い花茎を伸ばすんですが、上向きだと重みで剥がれ落ちてしまう可能性があるので下向きにしました。

水苔と巻きつけ

胡蝶蘭

まずは付ける位置の下に水苔を薄く敷きます。

胡蝶蘭

その上にランを置いて、さらに上から根が少し隠れる程度に水苔で覆います。そこまでこんもり盛らなくて大丈夫です。

胡蝶蘭

そうしたら株が落ちないように根と水苔の上から絹糸でグルグル縛り付けていきます。気根から空気を吸収させるため、少し根は露出させておきます。

針金でハンギング仕様に

胡蝶蘭胡蝶蘭

ハンギング(吊り下げ)にする場合はコルクの上部に穴を開けて、そこへ園芸用の針金を通します。ネジって先を輪にして余分な針金をカットします。

完成

胡蝶蘭 胡蝶蘭

そうしたら完成です!簡単!

まとめ

どうでしょう?写真を多めにわかりやすく解説したつもりだったんですが、とても簡単ですよね?

植え替えてから一週間ほど経ち、少し下葉が黄色くなっていますがまぁ大丈夫でしょう。9月下旬だったので、もしコルク付け(植替え)をやる場合はもう少し暖かいうちの方がいいかもしれませんね。そして植え替え直後は肥料などはやらない方が無難です。弱っていると思うので肥料焼けするかもしれません。

今回は胡蝶蘭でしたが、着生蘭でしたら基本コルク付できるはずです。乾燥を嫌いコルク付けにあまり向かない種もあると思いますので、買う時に売主に確認した方がいいと思います。たまーにパフィオなど地生ランをコルクやヘゴ付けしてる写真みますが、着生ランじゃないと枯れてしまうので要注意です。

そしてコルクやヘゴや流木に付ける際、活着を促す為に水苔で覆わない、または下に敷くのみの方もいらっしゃいますが、やっぱり乾燥しやすくこまめに保湿しないといけないので、熟練の園芸家じゃない方は、水苔に巻いた方が管理しやすいんじゃないかなと思っています。まぁこれも人それぞれのやり方あるのでなんとも言えません。

リスクや制約は多少ありますが、やってみたい方はとても簡単ですので、これを参考にしてトライしてみてください。そして是非クックパッドみたいに実際やってみたものをコメントなどで教えて頂けるとすんごい嬉しいです!ヨロシクお願いします。

追記

胡蝶蘭 胡蝶蘭

2018/9/23

この記事を書いた約1年後はこんな姿になりました。

初め4枚だった葉も7枚に増え、根も伸びに伸びまくってコルクの溝に入り込んだり、抱え込むように裏へ回り込んだりと、完全に活着しましたので、今では絹糸も外しています。それでも全く落ちたりしません。

後は花を見せてもらうだけ。と言いたいところですが、まだ花芽は見えておりません。でもこんなに縦横無尽に走る根を見ているだけでも、鬱蒼としたジャングルの中で大木に着生する自生地の様子を想像してしまい、胸が熱くなってしまいます。こいつホームセンターで投げ売りされていたんですけどね。本当に立派に育ってくれました。

花が見れたらラッキーくらいの気持ちで、この逞しく生きる蘭をこれからも大切に育てていきたいと思います。

さらに追記

胡蝶蘭 胡蝶蘭

2019/5/26

2017年の10月から育てていたコルク付の胡蝶蘭ついに咲きました〜!やったー!

この記事の通りホームセンターでカラッカラになって¥500で投げ売りされていた胡蝶蘭。ちゃんと育つのか不安になりながらもコルクに付けて約1年半育ててきました。それが根は伸び、葉も増えてコルクにしっかりと活着した姿をお見せできたのが半年前の9月。年明け後に花芽を伸ばし始めて、ついにたった6輪ですが花を咲かせてくれました。

結構多くの方にこの記事を読んで頂いていて、この記事を参考に胡蝶蘭コルクや流木に付けましたー。とか、ランに興味を持ちましたーなどSNSを通じて声を掛けて頂くことも何度かあり、せっかくだから、この胡蝶蘭の花を皆さんにお見せしたい!と思っていたので、こうやって咲いてくれて感激すると同時にホッとしています。

この頃はランに興味を持ち始めた頃で、栽培も何もわかっていませんでした。(今も殆どわかっていないですが…)そう考えてみると、何となくで始めてもしっかり花を付けてくれるので、ラン(特に胡蝶蘭など)自体丈夫で育てやすい植物なんだと改めて感じました。

コルクや流木などに付けると中々鉢のように管理できないですし、お水も頻繁にあげなくてはいけないので、大変な所もありますが、こういった鉢から開放された自由な姿を見れて、しかも数百円で買えますから。こんな園芸植物は他にありません。なので興味を持った方は是非チャレンジしてみてください。とても簡単ですし、なんか元気ないな…と思ったら鉢に変えてもいいですしね。

これをコルクに付けた頃に比べて、らん展に行くようになったり、洋らん園を訪れたりして、少しずつランを買うようになり、数も結構増えました。(増やしすぎ?) ちょっと珍しいものや、育て方が若干難しいものも育てるようになりましたが、この至って普通の白花の胡蝶蘭は、色々なきっかけを作ってくれた思い出のランなのでこれからも大事に育てたいと思います。

 

掲載日:2017-10-4
※TOKYO PENTHOUSEからの転載記事です。元記事からリダイレクトしています。

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