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フウラン

見た目にも美しい。着生蘭「コルク付け」のススメ

転載:TOKYO PENTHOUSE

全世界に愛好家がいて、温度管理されたマイ温室に何百鉢所有は当たり前の”蘭”の世界。まぁどんな世界でもエクストリームな人は存在しますが、そんな魑魅魍魎たちがゴマンといる蘭というジャンルは園芸界の中でも巨大勢力でしょう。

そんな蘭ですが、我が家でも12、3鉢ほどですが細々育てています。

この記事の目次

地生蘭と着生蘭

蘭はもちろん「ラン科」の植物を指すんですが、世界に750属・15000種あるみたいです。その中で生育環境をざっくり分けますと「地生蘭」と「着生蘭」に分かれます。

地生蘭は多くの植物と同じように地中に根を張り、根から水分や養分を吸収します。代表的なのはパフィオとかシンビジュウムですかね。

一方着生蘭は樹木や岩の上に根を張り付かせて自分の体を固定させているんですが、樹上なんかは十分な水分を確保できる環境ではないので、露出している「気根」で空気中の水分を取り込んでいます。そして厚みのある葉や太く膨らんだバルブ(茎)に水分や養分を蓄えて生きているのが特徴です。代表的なのは、おそらくみなさんが蘭といって思い浮かべる胡蝶蘭やカトレアやデンドロビウムなどです。

話は戻りますが私は後者の着生蘭を中心に育ててます。なんでかっていうと、ほとんどの代表的な品種は着生蘭なんですよね。先述したお祝いでお馴染みの胡蝶蘭もそうですし、大輪の花になるカトレアなんかもそうです。そして自分にとって最大の魅力が流木やコルクやヘゴ板などに着生させて置いたりや吊り下げて育てられるところですね。

着生蘭の植え込みは素焼き鉢+水ゴケが一般的ですが、先ほど書いたように元々は木の枝や幹にしがみついてるヤツらなので、こういう仕立てが可能なんです。しかも鉢を置くと結構なスペースを取るんですけど、ぶら下げておけるんで場所もとらないし、仕立て方によってはディスプレイとしてもカッコいいです。では一部をご紹介しましょう。

コルク付けした蘭たち

フウラン フウラン

コルク樹皮に”フウラン”を2株仕立ててみました。コルクに厚みがあったためあえて置型にしました。ちょうど良さげなくぼみがあったので、そこにミズゴケを詰め込み、絹糸で固定しました。下に敷いているのは河原で拾ってきた木の板です。フウランは甘い良い香りがします。

バルボフィラム・ウェンドランディアナム バルボフィラム・ウェンドランディアナム バルボフィラム・ウェンドランディアナム

こちらは私の好きな”バルボフィラム属”の”ウェンドラン・ディアナム”です。厚みがある葉とぷっくりしたバルブが特徴的です。これは縦長のコルクに仕立てて、上部に穴を開けて針金を通し、吊り下げられるようにしています。すっきりコンパクトにまとめられてお気に入りの一株です。

バルボフィラム・マキシマム バルボフィラム・マキシマム バルボフィラム・マキシマム

こちらも同じく”バルボフィラム属”の”マキシマム”です。バルボフィラムは変わった花や株姿のものが多いんですが、こちらは別名「コブラ・オーキッド」と呼ばれていて、蛇のコブラのような花茎に3mmほどの小さな花を咲かせます。3枚目の写真の真ん中にポツポツ連なっているのが蕾で、徐々に先端に向かって咲いていきます。これは割りと大きめのコルクに吊り下げて仕立てています。気持ち悪くて大好きな一株です。

まとめ

仕立て方はめちゃ簡単で、基本的には古い根をハサミで整理して根をミズゴケで覆い、絹糸でグルグル巻いて固定することが多いです。結構針金や麻紐、ネットなどで固定する方が多いんですが、活着するまで見栄えがあまり良くないのでミズゴケと同系色の絹糸を使うのがこだわりですね。※あくまでID-32個人のやり方ッス!

どうでしょう?しっかり配置などを考えて仕立てると、花を付けていなくても見た目も良いし、ちゃんと育ててあげると定期的に花を咲かせてくれるのでさらに楽しめます。一部ではありましたがコルク付けした蘭の紹介でした。

追記

実際胡蝶蘭を買ってきてコルク付けを解説した続編の記事です。是非こちらも併せてどうぞ!

 

掲載日:2017-9-20
※TOKYO PENTHOUSEからの転載記事です。元記事からリダイレクトしています。

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